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「懇ろ」やじに逃げの一手 問われる民主党の品格(1/4ページ)
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(抜粋)
「宿泊先まで知っているっていうのは、懇ろの関係じゃねえか」
こんな品性を疑うようなやじが、こともあろうか国権の最高機関である国会で叫ばれた。
7日の参院予算委員会。民主党の野田国義参院議員が、山谷えり子国家公安委員長に対して放った“セクハラ”やじのことだ。
ところが、当の本人は8日になって謝罪したものの、“誤解”をわびただけ。
所属する民主党の幹部はセクハラやじと認めず、記者から逃げ回るありさまだ。
都議会のセクハラやじ問題では批判したはずの民主党だが、身内の問題には逃げの一手だ。
このやじは、5年前に山谷氏の滞在先のホテルを「在日特権を許さない市民の会」
(在特会)の関係者の男性が訪問したことを同党の議員が追及した際に、野田氏が委員会内で発言した。
野田氏は翌8日になり、マスコミの追及を受ける形で、「思想的に親しいとの意味で使った。誤解を招いて申し訳なかった」と弁明したが、
山谷氏への謝罪については「それはちょっと…」と言葉を濁すばかりで、誰に向かっての謝罪なのかよく分からなかった。
発言の真意を確かめるべく産経新聞が取材した民主党幹部は7日夜の時点で、
発言者をあかそうとしないばかりか、他人事のような反応をするばかりだった。
「誰が言ったかなんて特定はできない。
そもそも懇ろというのは仲が良いという意味だ」(参院幹部)
「細かい所は承知していないので現場(参院予算委の理事)に聞いて」(衆院幹部)
責任放棄も甚だしいが、それ以上に、“逆切れ”する幹部までいた。
「またそうやって民主党の揚げ足をとろうとしているんだろう。
こんなの問題にしているのは官邸と産経だけだ」(衆院幹部)
一夜明けたらさすがに態度が変わると思っていたが、この党に対してはその考えも甘かった。
8日午前。枝野幸男幹事長は記者団に「現場に任せている。私自身は報道で間接的にしか報告を受けていない。報告が必要な事態であれば報告があると思う」と述べ、“われ関せず”の姿勢を貫いた。
そもそも間接的な報告を受けていながら詳細な報告を求めないということは、幹事長が出るまでの事態ではないという判断なのだろう。
午後には、榛葉賀津也参院国対委員長が自民党の参院国対委員長との会談で「巷間(こうかん)いわれているような意味ではないが、まことに申し訳なかった」と陳謝した。
だが、普段は立ち止まって記者の取材に応じる榛葉氏も、都合が悪いからか歩きながらの対応で、「注意があり、重く受け止めてこちらからしっかりと整理をしたい」と述べるだけ。
さらに質問を投げかける記者を無視して国対部屋に逃げ込んだ。
そもそも、民主党は6月に東京都議会で自民党議員が女性議員に
「早く結婚した方がいい」と発言した際は、「女性の尊厳、人格を踏みにじるやじ」(当時の大畠章宏幹事長)と糾弾したはずだ。
身内の不適切な発言には自発的な処分もせず、対応は本人任せで、当人もマスコミに追及されてはじめて謝罪する。大層立派な政党である。