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岡山県倉敷市の小学５年女児（１１）監禁事件で、わいせつ目的略取、逮捕監禁などの罪に問われた
無職藤原武被告（４９）（岡山市北区）の初公判が７日、
岡山地裁（中田幹人裁判長）であり、藤原被告は連れ去りや監禁の起訴事実は認めたが、わいせつ目的を否認した。
検察側は冒頭陳述で、藤原被告は昨年５月以降、１０歳前後の少女を連れ去り監禁しようとインターネットで手錠などを購入し、
７～８月にはパソコンに日記として連れ去り方法などを記録していたと主張。１２月に外側から施錠できる「監禁部屋」を自宅に増築し、
今年２～３月には女児宅周辺で下見をしたと述べた。
７月１４日、学校から帰宅中の女児にカッターナイフを見せ、「大声を出したら殺すぞ」と脅して車に押し込んだとし、
自宅で「お前の臓器を売って金にする」と脅迫すると、女児は土下座をして「どうか殺さないで下さい」と哀願したと説明。
藤原被告は「先生」と呼ばせ、同１９日まで監禁部屋に閉じ込めたとした。
検察側によると、わいせつ行為はなかった。
藤原被告は罪状認否で「改めて反省している。申し訳ありませんでした」と頭を下げた。
弁護側は事件当時の心理状態を分析する「情状鑑定」を請求した。