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この貢献に対し,当社は中村氏にボーナスや昇給という形で報いてきたつもりです。
1989年から11年間の合計で,同世代の一般社員よりも6195万円ほど上乗せして支給しました。
45歳で中村氏が退職する際の給与所得は2000万円弱。決して少ない額ではないと思うのです。
中村氏は404特許の発明で得た報奨は,特許出願時と成立時の合計で2万円しかないなどと言って
いるようですが,そんなことは決してありません。
それをアニール,つまり600℃前後で加熱するとp型に変わること(アニールp型化現象)を世界で初めて発見しました。
この温度で熱すると水素が除去され,Mgの活性を取り除いてp型になるのです。
これを発見したのは,中村氏ではありません。
中村氏とともに働いていた若手の研究員が,幸運にも偶然発見したものでした。
この研究員がアニールp型化現象を中村氏に報告しましたが,当初中村氏は
「そんなはずがない。間違っているだろう」と否定していたくらいです。
既に青色LEDや,それを基にした白色LEDの市場には世界でざっと50社が参入していますが,
アニールの工程なくして商品化している会社は1社もありません。
世の中に全く存在しなかった技術を発明したという意味で,アニールp型化現象の発見の方が,
既に存在していた平滑なGaNの膜を得ることよりも重要度や貢献度は高いのです。