14/10/05 15:34:38.98 0
最近、文部科学省が発表したところによると、大学や短大、高専を中途退学した人の中退理由の1位は「経済的理由」で、
退学者全体の約2割を占めるという。リーマンショック以降の不況の影響が、ここにも現れているということだろう。
こうした経済的理由を背景に、風俗嬢になる女子大生が増加していると指摘しているのは『日本の風俗嬢』の著者、中村淳彦さんである。
「主に一人暮らしをしている地方出身の大学生や専門学校生です。女子大生の場合、在籍大学の偏差値の高低、
男性経験の豊富さ、性格が地味か派手かといったことは関係ありません。共通しているのは学生生活を維持するためのお金に困っているということだけです」（中村さん）
何もそこまでやらなくても、普通の水商売という選択肢があるのでは？ という疑問も当然わくのだが……。
「確かにキャバクラなどで働くといった選択肢もあるでしょうが、大前提としてそういう商売では、ある程度酒を飲む必要があります。当然、未成年は就業不可能です。
また、勤務時間が深夜にまで及ぶので、学生にはハードルが高いのです。
しかも風俗嬢以上に高い会話能力が求められます。
さらに不況の影響で、高級クラブですら経営が厳しいと言われていますから、水商売で稼ぐのは風俗嬢よりも困難なのです」（同）
同書では、中村さんが取材した現役の女子大生兼風俗嬢たちの声を紹介している。登場しているのは、国立大学や私立の名門大学の学生ばかりだ。
彼女たちは口を揃えて、学費や生活費を稼ぐための効率の良いバイトとして、この道を選んだ、と語っている。
「本当にありがたいし、風俗嬢になってよかったとしか思えない。風俗がなかったら大学生を続けることは不可能だったと思う」
「時給1000円の仕事だったら20時間分が2時間程度で稼げるって思うと、少々のことは耐えられますよね。
仕事は嫌でもないし、楽しくもない。物みたいに扱われるのが嫌だった、といっても仕事になればなんとも思わない。生活のために普通に働いているだけ」（いずれも『日本の風俗嬢』より）
彼女たちの言葉に眉をひそめる人もいることだろう。しかし、こういう道を選ばなければ学業を続けられなかった、という彼女たちを安易に責めることはできないのではないか。
ある風俗店の店長によれば、毎年4、5月になると求人広告を見て1、2年生の女子大生が多く応募してくるのだという。
URLﾘﾝｸ(www.gruri.jp)