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「FC2ライブを使った公然わいせつ事件に関連して、公然わいせつほう助と風営法違反（無許可営業）の疑いで、
大阪の"ホームページシステム"という会社やFC2創業者などに、家宅捜索が入ったことが、ネットユーザーやネット業界を中心に大きな話題になりましたね」
「FC2ってアメリカの会社じゃなかったの？」
「FC2ブログやFC2動画・FC2ライブで有名な"FC2,Inc."自体はアメリカ・ネバダ州に本社を置いているんですが、
その実態はずっと謎だといわれてきました。ところが今回、その実質的な運営会社とみられる日本の会社に捜査の手が入ったんです。
「そもそもFC2って何なの？実は今回はじめて聞いたんだけど…」
「語弊をおそれずざっくり言うと、FC2といえば"アダルトコンテンツ"や"違法動画"で有名です。
ブログをはじめアダルト向け以外のサービスもたくさんありますが、アダルトに関して非常に強い。
また、アニメやドラマなどの違法動画がアップされても、他の動画サービスと違い削除されにくいんです。
利用者も多く、2013年のデータでは"日本におけるパソコンからの訪問者数"でヤフー・グーグルに続きFC2が3位。
"動画サイト 日本におけるパソコンからの訪問者数"でYouTube・GyaO！・ニワンゴに続く4位…とかなりの規模となっていますね。
また、日本で一番利用者の滞在時間が長いとも言われています」
「そのFC2って会社がアダルト映像を流してるの？」
「いいえ、FC2動画やFC2ライブなどの仕組みを利用して、一般のユーザーが自ら動画をアップロードしたり、生配信をおこなったりしているんです」
「で、何が問題なんだっけ」
「さきほども申し上げた通り運営会社がアメリカにある…ということで、日本の法律を無視したわいせつ配信や著作権侵害の動画などが公開され続け、
"無法地帯"と言われてきました。『犯罪のインフラ』という表現もされていたようです。
ですが、アメリカに会社があることから、それを取り締まることや法的手段を取ることが難しいといわれていたんです。
もちろん、DMMが出しているような"無店舗型性風俗特殊営業"、"映像送信型性風俗特殊営業"といった届出もありません」
「本社やサーバーが米国にあり法的な手段を取るのが難しく、法律に違反する投稿、権利を侵害する投稿が放置されるケースがみられると報道されている。
ネット業界の一部には“無法地帯”との呼び名で呼ばれてもいる。（※FC2 - Wikipediaより）」
「わいせつ動画や著作権法違反の動画などが数多く投稿され、捜査関係者から『犯罪のインフラ』とまで呼ばれるようになっていた。
「でも、最近FC2利用者の逮捕や書類送検が続いたよね」
「はい。たとえば今年6月、自らのセックスを生中継している最中にに公然わいせつの疑いで現行犯逮捕された"帽子君"の事件は大きな話題になりました。
自慰を公開して送検された男子高校生や、1億円稼いだと供述した人たちもニュースになりましたね。
また、元葛城市議の吉武昭博容疑者がナンパした女子高生とのライブ中継を配信した件についても、FC2を利用したと言われています」
URLﾘﾝｸ(news.merumo.ne.jp)
ネットでわいせつ行為中継 「１億稼いだ」３人逮捕
URLﾘﾝｸ(www.sankei.com)
性行為をネットでライブ配信し3000万円の荒稼ぎ 相手女性は19歳の短大生
URLﾘﾝｸ(npn.co.jp)