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秋田県は３日、キノコの一種、スギヒラタケを食べた同県の２０代男性が、
意識障害などの症状で病院に搬送され、急性脳症と診断されたと発表した。
発症の原因は特定されていないが、過去に、スギヒラタケを摂食後、
死者を含む発症者が相次いだことがあり、県は食べないよう注意を呼び掛けている。
県によると、男性の容体は落ち着いており、命に別条はない。山中で採った
スギヒラタケを９月中旬から下旬にかけて食べ、同３０日に病院に搬送された。
男性の家族も食べていたが、症状はないという。
以前は安全とされていたスギヒラタケだが、平成１６年に食べた人が急性脳症に
なったとの報告が相次ぎ、秋田、山形、新潟の３県を中心に５９人が発症、
１９人が死亡した。摂食と発症の因果関係が疑われるが、原因は分かっていない。
腎機能が低下している人が発症しやすいとされるが、秋田の男性は腎機能に関して既往歴はなかった。
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２０代男性、スギヒラタケ食べて急性脳症 原因不明…注意呼び掛け