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大阪市は２日、メーンストリート御堂筋の側道２車線を閉鎖し、自転車専用の道路や歩道として整備する方針を明らかにした。
来年度にも着工、２０１６年度に千日前通より南部分の開通を目指す。定例記者会見で橋下徹市長が表明した。
市の中心を南北に貫く御堂筋のうち、淀屋橋－難波西口（約３．１キロ）が対象。６車線のうち両側の側道を閉鎖するのは、長堀通を起点にした南側の新橋－難波西口（約１．２キロ）。
側道（幅約５メートル）の約半分を自転車専用道に、残りは歩道の拡幅に充てる。
北側の淀屋橋－新橋（約１．９キロ）は車の交通量が南側より約３割多いため、当面は側道を閉鎖せず、歩道上に自転車専用道を設ける方向だ。
将来的には側道の閉鎖を目指すという。来年度にも千日前通以南の難波－難波西口（０．３キロ）で着工し、順次、整備を進めていく方針だ。
橋下市長は「車が単に通るストリートから、パリのシャンゼリゼのように歩行者が楽しめる空間に変えたい」と説明した。
市によると、御堂筋の管理は１２年４月に国から大阪市へ権限が移管された。
約４０年前と比べた車の交通量は半減したが、自転車は６～７倍程度に増えた。
歩行者が危ない思いをすることもあり、市は自転車専用道の整備を検討していた。
市はパブリックコメントで市民の意見を集め、警察や地元とも協議する。
今月９～１９日には本町通と土佐堀通間の東側側道を一時閉鎖する実証実験をする。
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