14/10/02 11:16:05.66 JOd6I9FY0
>>562
大学は、欧州に起源を求めることができる。
初期の学部は、法学、神学、医学などであったという。
やがて、中世を経て都市が誕生し産業革命へと続く工業の発達に伴い、
労働者や技術者がギルドや組合を作り、彼らが師弟を育てる目的で、
また、技術者がより高度な知識を求めて有識者を募って学校を開くようになった。
ユニバーシティの語源は学生組合であり、カレッジとは彼らの宿舎を意味した。
このように、もともと多くの大学は技術者や官僚の養成という実利的側面から
発達し拡大してきた。哲学はどちらかと言えば神学、いわゆるスコラ哲学に
由来するものであって、キリスト教的な宗教的な意味合いが強いものだ。
社会的ニーズを重視し技術者養成に力を入れる大学のほうが
多くなるのは、むしろ、自然な流れではないか。