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御嶽山噴火 亡くなった人たちの知人らは
9月30日��17時03分
警察によりますと、御嶽山の噴火で１２人の死亡が確認され、これまでに全員の身元が確認されています。
亡くなった人を知る人たちは、次のように話しています。
伊藤琴美さん（１８）
死亡が確認された伊藤琴美さん（１８）は、愛知県立安城南高校の３年生で、１７人のグループで御嶽山に登っていました。
グループのメンバーによりますと、２７日正午ごろに頂上で昼食をとる予定になっていて、
伊藤さんは早めに山頂に到着し、噴火が起きたあと行方が分からなくなっていたということです。
伊藤さんは高校では弓道部に所属していたということで、中学校の同級生の女子生徒は、
「いつもみんなを笑わせてくれる明るい子でした。２週間ほど前に学校帰りに会って話したのが最後です。
もう一度、話がしたかったです」と涙ながらに話していました。
安城南高校の神谷康夫校長は、「元気で明るく、前向きな生徒だったと担任からも聞いている。
大切な生徒が亡くなり本当に残念です。それ以上のことばはありません」と話していました。
関口泰弘さん（３９）
死亡が確認された岐阜県中津川市の関口泰弘さん（３９）は、会社の登山仲間２人とともに
御嶽山に出かけたまま連絡が取れなくなっていました。
大手電機メーカー「富士通」の関連会社、「富士通テン」の社員で、研究開発を行う
「中津川テクノセンター」で働いていました。
勤務先では３０日の朝礼で訃報が報告され全員が黙とうをし、その際、涙ぐむ人もいたということです。
上方麻衣さん（３１）
死亡が確認された東京・中央区の会社員、上方麻衣さん（３１）は、北海道網走郡大空町の出身で、
祖父の上方敏夫さんによりますと、地元の高校を卒業したあと関東の大学に進学し、
都内の資産運用会社に勤めていたということです。
麻衣さんの父親が現地に向かい、３０日午前、「遺体を確認した」と祖父の敏夫さんのもとに
連絡があったということで、敏夫さんは「ただ驚いている。麻衣は明るくてさっぱりしたいい子だった」と話していました。
本多達一さん（３９）
死亡が確認された横浜市港北区の本多達一さん（３９）は、大手情報機器メーカー
「リコー」の関連会社の神奈川支社に勤めていました。
会社の担当者によりますと、２９日、警察からの連絡を受けて本多さんの父親と上司が現地に向かい、
父親が遺体を確認したということです。
自宅近くに住む６５歳の女性によりますと、本多さんは父親と２人で暮らしていたということです。
死亡が確認されたという報道を受けて自宅を訪れた女性は、「本多さんは息子の小中学校時代の同級生で、
中学のときはサッカー部で一緒でした。ニュースを見てまさかと思い本人の電話にも連絡しましたが
つながりませんでした。素直で優しい子でした」と話していました。
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