14/09/30 14:14:11.07 lYbIhRAM0
Z・バウマンは、新自由主義が支持を得ていくとともに、「福祉供給は、市民の権利の行使
から、無気力な者、備えのない者の烙印(スティグマ)へと転換」したと述べる。
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Z・バウマン「消費時代のよそ者/福祉国家から監獄へ」訳:入江公康
ヘーゲル(ドイツの哲学者)
「対立するものを与えて、それを高みから統治せよ」
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●「社会保障の増大は、生活困難者の自助努力の不足によるものである」
というコンセンサス(世論合意)
がメディアの暴力によって形成され、大幅な削減が実践されようとしているのだが、
そもそも生活保護費は特別会計の1.5%にも満たない額である、
OECD加盟国中2位まで上昇した貧困が、労働派遣法の改正によって構造化されたことは明らかだ。
●2012年、生活保護受給者が212万人を突破したことを受け、爆発的な社会保障支出を危惧する日本国政府は、
テレビ媒体を主軸とする宣伝工作を実践した。
高額給与を得るタレントの親族が生活保護を不正受給したとの醜聞を過熱報道させ、
低所得者層と中間所得者層の二項対立を煽り、生活保護費の削減を国民合意として、
厚生労働省は年間100億円ベースの抑制策を打ち出す。