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■NHK そなえる防災・・・20世紀最大の桜島大正噴火とその教訓
当時人口7万人の鹿児島市内では、当初は市民が物珍しく噴煙を見物していたものの、午後になると爆発音が激しくなり、
津波や有毒ガスが襲来するといううわさが流れ、多くの市民が郊外へ避難し始めました。
そのような状況の下で、午後6時29分に桜島の南西沖を震源とするM7.1の大地震が発生しました。
この地震によって、鹿児島市を中心として家屋や石塀・煙突などの倒壊、斜面の崩落が発生し、道路等にも亀裂が生じ、
鹿児島市周辺の鉄道など交通機関、電信電話などが不通になりました。
溶岩流の総量は13億4,000立方メートルと推定され、864年に起きた富士山の貞観(じょうがん)噴火による青木ヶ原溶岩流を上回ります。
大正噴火で噴出した軽石と火山灰の総量は、約6億立方メートルと推定されています。大部分は1月12日の噴火開始から1日半の間に噴出したと考えられます。
大隅半島に避難したものの、降り注ぐ軽石と火山灰により行き倒れになった人もいます。噴煙は九州全域を覆い、南は小笠原諸島から北は東北地方南部までほぼ全国で降灰が確認されました。
火山灰・軽石が厚く堆積した大隅半島では、2月と3月の大雨により土石流・洪水が発生し、死者6名、行方不明者2名が出ました。