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海上自衛隊が来年春に退役を検討している護衛艦「しらね」について、母港がある京都府舞鶴市や舞鶴商工会議所が後継艦の配備を海自に要望した。
市は「災害時の防災機能低下」を理由にするが、乗員350人のしらねがなくなると「地域経済や人口に大きな影響が出る」との本音も漏れる。
しらねは、哨戒ヘリ3機を搭載、医療設備も充実し、東日本大震災の救援活動でも活躍した。しかし、1980年就役で護衛艦47隻の中で最も古い。
女性隊員の居住スペースもなく、来年3月予定の海自最大の護衛艦「いずも」就役後に退役が検討されている。
しらねより大型の護衛艦「いせ」(母港広島県呉市)や「ひゅうが」(同神奈川県横須賀市)が配転される可能性もあるが、
防衛省海上幕僚監部広報室は「情勢で配備は変わる。後継艦が必ず来るとは断言できない」という。
舞鶴市は9月上旬、海自隊に口答で、しらねと同規模以上の艦配備を要望した。市企画政策課は「大災害時には負傷者の治療、搬送に大きな期待がある」と説明する。
現在、舞鶴には護衛艦6隻が在籍。しらねの後継がないと、給油や食糧といった直接の取引だけでなく、隊員や家族が舞鶴を離れ、人口減少に拍車がかかり、
小売店にも影響が懸念される。舞鶴商工会議所は会合などで海自隊幹部と同席する度に「お願い」を繰り返しており、瀬川甫専務理事は「地域経済と海自基地は密接な関係があり、
後継が配備されないと大ダメージだ」と気をもむ。
2014年09月28日 18時12分配信
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