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体が雌雄半々に分かれたとみられるイセエビが、三重県鳥羽市の離島・答志島で見つかった。
イセエビの人工生産に世界で初めて成功した同県水産研究所によると、
「雌雄モザイク」と呼ばれる珍しい現象で、受精卵の遺伝子情報が交錯して伝達されたらしい。
見つけたのは答志島で旅館を経営する中村泰久さん(36)。島でイセエビ漁が解禁された16日から
20日にかけ500匹を仕入れ、24日夜に水槽内で裏返っていた1匹を取り出したところ、
左が赤褐色、右が黒色に体色が分かれていた。すでに死んでおり、冷凍保存している。
足の大半と尾は「共食いされなくなっていた」という。
23年間イセエビの増殖技術の開発に取り組んでいる同県水産研究所の松田浩一・主幹研究員(51)は
「大変珍しく、イセエビで目撃するのは2回目」。
原因について「受精卵が2分割する段階で雌雄や体色を決める遺伝子情報がいびつな形で伝わったからだ」とし、
「かなり高い確率で雌雄モザイクと推定される」と話している。
松田主幹研究員によると、大西洋北部に生息するオマールエビでは100万匹に1匹の確率で出現するという。
【林一茂】
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