14/09/22 01:37:13.67 iT9kpAqN0
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◆ 大麻の非犯罪化 メリットがないのでは?
インタビュアー:ネット上などで論議されている大麻合法化、非犯罪化、そうすることによってメリットが
一般の僕らにしてみれば感じられないんですけれど、どういうメリットがあるんでしょうか?
メリットに関していえば、まずメリットを言う前に言っておきたいのは「メリットが必要ですか?」ということですね。
つまり、それほど害がない刑法で摘発するのに適していないものに対して、年間二千人以上の逮捕者を出していること、
この逮捕することそのものがまず問題なのであって、たとえば、ハンセン病の隔離されていた人がかなりいましたね。
日本は非常に遅れていました、対応が。で、ハンセン病者の人権が非常に強く抑圧されてきた。このことに対して
ハンセン病者を隔離しないことにメリットが必要ですか?
◆ オランダは麻薬汚染で大麻を解禁したのではない
宮崎哲弥の論「一番一般的に言われている政策的意図としてはハードドラッグに進む前にゲートを設けて、ソフトドラッグを解禁することによって水際で防ごうと」
それは明らかに間違いですね。つまりオランダに関しては1971年にバーン委員会というものが開かれました。
バーン委員会で(大麻非合法化)を言われたときに最初にヘロインの問題があってヘロインの問題を解決するために
大麻を解禁しようと言ったのかというと、まったくそうではない。
つまり当時はヘロインに関する案件ていうものは年間数百件だったわけです。
ほとんどヘロイン害悪というものが問題になっていない段階で、アメリカが条約を課してきた、
つまり大麻を摘発しろという条約を1971年に課してきた。
その条約に対してオランダはどのように対処すべきということを議論したのがバーン委員会なんですね。
そのときオランダ国内ではハードドラッグの案件は殆ど問題になっていなかった。
そうではなくて条約に対してどう対応していくかをまず最初に議論したわけです。
そのあとでアメリカとかがオランダは結局ヘロインの害悪を抑制するために言説を付け加えた。
つまり都市伝説ですね、これは。完全に。
つまりバーン委員会の議事録、ないしはバーン委員会の研究を読んでいくとまったくそんなこと(すでオランダ国内で
ヘロインが蔓延していた)は書かれていない。そうじゃなくて何が書かれているかというと、若者の一部の人たち、
つまり当時のヒッピームーブメントかなんかが起こったときに対して、ヒッピームーブメントを起こした人たちが
今までの世代とは違うライフスタイルをとっている。そのライフスタイルを摘発すべきか否かということで、
最初からそんなもの(大麻およびヒッピーたち)を摘発すべきじゃないんだという結論があった上でバーン委員会を開いたわけです。
これは歴史的には間違いないですね。