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[東京 18日 ロイター] - 日銀が18日に発表した資金循環統計によると、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など公的年金が今年1─3月期に長期国債(財政投融資特別会計国債含む)を2.5兆円売り越す一方、株式を1兆円買い越していたことがわかった。
6月に公表した速報段階では、長期国債が1.8兆円の売り越し、株式が357億円の買い越しとなっていたが、確報でそれぞれ大きく修正された。
日銀によると、1─3月の確報では、公的年金による長期国債投資は2兆5315億円の売り越しで、速報段階の1兆8511億円から売り越し幅が拡大。
株式は1兆0092億円の買い越しで、速報の357億円から買い越し幅が拡大した。また、外国の債券や株式など外国証券は1─3月に4898億円の買い越しで、速報の1067億円の売り越しから買い越しに転じた。
18日に公表した4─6月期の速報では、公的年金は長期国債を1兆1851億円売り越し、株式を3930億円買い越し、外国証券を2848億円買い越しているが、確報で修正となる可能性がある。
公的年金の運用改革をめぐっては、脱デフレをにらんで現在の国債偏重から株式などリスク性資産への配分を増やす方向で議論が進められている。
具体的なポートフォリオ見直しはこれからだが、市場ではそれに先駆けて公的年金が国債売り・株買いに動いているとの観測が浮上していた。
公的年金には共済年金なども含まれ、統計から個別の動向を把握することはできないが、世界最大の年金基金で約130兆円の運用資産を保有するGPIFは8月、国債保有比率について、国が定める下限の52%を6月末に割り込んだことを明らかにしている。
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