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［東京 １２日 ロイター］ - ロイターが民間調査機関の予測をまとめたところ、
８月貿易収支（原数値）の予想中央値は１兆０２８９億円程度の赤字（前年同月は９７１
４億円の赤字）となる見通し。海外経済の不振で輸出がマイナスに転じ、再び１兆円台の
大幅な赤字が見込まれている。赤字なら２６カ月連続。
輸出の予測中央値は前年比マイナス２．６％。２カ月ぶりの減少が見込まれる。「ア
ジア新興国景気の持ち直しが緩慢ななか、数量が低迷」（日本総研）、「中国や欧州向け
の不振から、輸出は再び前年割れが予測される」（三菱総研）との指摘が聞かれた。
輸入の予測中央値は前年比マイナス１．２％。３カ月ぶりに減少に転じる見通し。原
粗油・液化天然ガス（ＬＮＧ）など燃料輸入の高止まりが続くが、「国内需要の回復テンポが鈍いこと」（農林中金総研）が輸入減に寄与したとみられる。
既に公表されている８月上中旬の貿易収支は９０２４億円の赤字だった。前年同期は
８３４０億円の赤字。
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