14/09/16 13:23:01.08 fQ+qQpQO0
アベノミクスの失敗 ―円安でも輸出は伸びない
アベノミクスの目玉の一つであった円安が定着してきました。しかし、貿易赤字は大きくなるばか
りです。2012年の赤字は6・9兆円、2013年の赤字は11・5兆円となりました。原発が稼働しない
中、エネルギー価格の上昇と円安のために輸入額が増えているので仕方がないという説明を聞く
ことがあります。本当にそれだけでしょうか? 実は、昨年、2013年の原油や天然ガスなどの鉱物
性燃料の輸入額25・9兆円は、2008年の25・8兆円とほぼ同額です。2008年の円建ての鉱物性
燃料の輸入単価は2013年とほぼ同額でした。輸入数量は2008年の方が多かったくらいです。
それでも、2008年の貿易収支は2・1兆円の黒字でした。
なぜ、2008年と2013年でそんなに大きな差があるのでしょうか? ひとえに、輸出が減ってい
るからです。円安になったのにも関わらず、2012年、2013年と引き続き、輸出数量は右肩下がり
で減っています。
円安になれば、日本からの輸出が増えて、景気にプラスになるというのは昔話です。今では、
単に日本全体の購買力が落ちて(貧乏になって)、貿易赤字が増えるだけです。安倍内閣は、
時代錯誤の円安政策をいつまで続けるつもりなのでしょうか?
日本経済の構造変化に早く気付くべきだと思います。
URLリンク(www.wakayamashimpo.co.jp)