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[ベルリン 11日 ロイター] - ドイツのシンクタンク、IFO経済研究所がドイツの2014年経常収支黒字は過去最高となると予想していることがロイターの取材で明らかになった。
ドイツ政府は内需および国内投資の拡大に向けて一段の努力を迫られそうだ。
ドイツに対しては、すでに欧州委員会、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)などから、公共投資を増やすなどの景気刺激策で低迷する欧州経済をもっと力強くけん引すべきとの声が出ていた。
IFOの見通しによると、ドイツの2014年経常収支黒字は2800億ドルにも達し、ドイツは世界最大の経常収支黒字国になるという。
2位は輸出大国の中国で2300億ドルの経常収支黒字を計上すると見込まれ、産油国のサウジアラビアが3位になると予想される。
IFOのエコノミスト、シュテフェン・ヘンゼル氏は「ドイツ経済について言えば、モノ(有形財)の貿易がけん引役だ」と述べ、国内でさえ資本が不足している時に対外投資を増やして経常黒字を調整することは長期的には良いやり方とは言えないと指摘する。
ヘンゼル氏はさらに、いずれにしても経常収支黒字が近い将来に縮小するとは考え難いとした。
最近の経済成長見通しに基づく計算では、ドイツの黒字幅は国内総生産(GDP)の7.2%に相当するが、欧州委員会はGDPの6%を超える経常収支黒字が長期間続くと経済の安定を損なう可能性があると警告している。
ドイツの経常収支黒字の対GDP比率は、2007年以来6%を上回っている。
2014年 09月 12日 12:49
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