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福井県は11日、本年度のツキノワグマ出没対策連絡会を県庁で開いた。県内の4~8月のクマ出没件数は209件で、統計を
取り始めた2005年以降で最多だったことが報告された。
市町や猟友会、県警などの関係者約40人が出席した。県がまとめた4~8月の出没件数は、最も多かった昨年の141件を68件
上回った。市町別では福井市の57件、大野市の26件が多かった。
昨年はドングリなどの餌が豊作だったため、個体数が増えたとみられる。県は「集落に近い里山に定着する“里グマ化”も進んでいる」
と指摘している。
県が今夏行った木の実の豊凶調査では、標高の高い奥山になるブナが凶作、ミズナラは不作、標高の低い里山になるコナラも不作
となっている。今秋は、餌不足により里山付近の集落で多数のクマが出没する可能性があるとしている。これまでもクマの大量出没が
あった06年と10年は、ブナやミズナラの作柄が悪かった。
人身被害については、春は山菜採りなどで人が山に入っての事故が多いのに対し、秋はクマが里に下りてくることによるものが多い
傾向があるため、県は注意を呼び掛けている。
対策として▽カキやクリの早めの収穫▽生ごみを放置しない▽クマが身を隠すヤブの草刈り―などを挙げている。市町に対しては、
チラシなどを活用して住民への注意喚起を徹底することを求めた。
ソース(福井新聞) URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)
写真=ツキノワグマの出没対策を協議した県の連絡会
URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)