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他人名義の口座へ自動不正送金 新手ウイルス被害を初確認
【日本経済新聞】 2014/9/11 10:20
インターネットバンキングの正規サイトにログインすると、利用者が知らないところで犯罪者の用意した口座へ
自動的に不正送金が実行される―。警察当局は今年、こんな新手のコンピューターウイルスによる被害を
国内で初めて確認した。
MITB攻撃と呼ばれる。MITBは「マン・イン・ザ・ブラウザー」の頭文字を取った略語で、
ブラウザー(閲覧ソフト)が乗っ取られた状態になるのを「まるでブラウザーの中に人がいるようだ」と
表現した。
警察庁によると、今回の手口では、利用者がネットバンキングのサイトにログインしたところ、ウイルスに
感染したパソコンがこれを検知し、自動的に他人名義の口座へ不正送金を命令。利用者本人はまったく
気付かず、送られた金はその後、引き出されたという。
これまでの不正送金ウイルスは、感染したパソコンでログインすると偽の画面が表示され、利用者にID、
パスワードの入力を促して盗み取るタイプが主流だった。犯罪者はその後、利用者になりすましてログインし、
不正送金していた。
しかし最近は、偽画面を見破るセキュリティーソフトが開発されたり、ID、パスワード以外の認証方法が
採用されたり対策が進んだ。このため犯罪者側は、利用者本人にログインさせる手口を考えたとみられる。
警察庁の集計によると、今年上半期の不正送金被害は約18億5200万円で、年間で過去最悪だった昨年1年間の
約14億600万円を上回った。〔共同〕
ソース: URLリンク(www.nikkei.com)
関連ソース:
「まるでブラウザーの中に人がいるようだ」他人口座への自動不正送金 新手の被害初確認 | MSN産経ニュース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)