14/09/11 12:01:14.72 7lRwlJba0
>>305
毎日新聞
『社説:視点…「国富流出」の議論』
安倍は1月29日、参議院の代表質問で「昨年、原発がないことで化石燃料の輸入に3.6兆円も多く支払った」と言い放っていた。
しかし、原油の輸入量を調べてみると、震災前から少し減っている状態だった。
次に、総輸入額の推移を調べてみた。
毎日新聞は、2013年の輸入額を2010年と比較して1.5倍になったとしてるが、
もう少しさかのぼれば、リーマンショックのあった2008年とほぼ同じ。
そして2013年の原油輸入額は、ビックリするほど高いわけではなかったのだ。
2つのグラフを見比べた。
輸入量は2009年以降横ばい。
輸入額は跳ね上がっている。
もうお分かりだと思うが、原油の輸入額が増えたのは、
原発が止まって原油の使用量が増えたらからではないのだ。
単に価格が高騰したことによるのだ。
天然ガス(LNG)はどうか…
確かに、2012年の輸入量は2010年の1.25倍ほどになっています。
一方で、天然ガスの価格は2009年あたりから、大きく跳ね上がっていた
詳細検索はここから。
●参照:世界経済のネタ帳『アジアを取り巻くLNG輸入環境』
●参照:英語を学ぶログ『日本のLNG液化 天然ガス価格 はなぜ高いのか』
3.11以前の天然ガス価格高騰の原因は、
主に原油価格の上昇に引っぱられたものでしかない。
原油が高いから、需要が天然ガスに集中したのだ。
ところが2011年、特に日本向けの天然ガスだけが、さらに激しく値上がり。
これは、言葉は悪いですが「足もとを見られた」のですな。