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内閣府職員変死「事件性の情報なし」 死後1―2週間
2014年2月3日20時58分
URLリンク(digital.asahi.com)
北九州市若松区沖から遺体で見つかった内閣府の男性職員(30)について、
第7管区海上保安本部(同市)は3日、死因を「低体温症か水死と推定される」と発表した。
韓国に渡った後の足取りは「現地の関係機関からの回答待ち」としたが
「今のところ事件性に関わる情報には接していない」と説明した。
7管は先月18日、同区の防波堤沖を漂流するゴムボートに人影を発見。
ボートはその後転覆し、20日朝に防波堤下の海中で遺体を見つけた。
22日に司法解剖し、死後1~2週間と確認。死亡につながるような外傷はなかったという。
7管によると、遺体発見時にはボートの米国製の電動船外機と韓国製バッテリーも回収。
2月1日にボートも引き揚げ、米国製と確認した。
職員が着ていた茶色のジャンパーの上に重ね着した黒色ジャンパーのポケットには
計25万3200ウォン(約2万4千円)の紙幣、硬貨と、職員名義のクレジットカードが
入ったポーチが入っていた。
7管は、韓国海洋警察庁との捜査共助も視野に、福岡県警や外務省と連携しながら
職員の足取りなどの捜査を続けるという。
捜査関係者によると、ボートの船外機は、本人名義のクレジットカードで
韓国・釜山で購入された記録があった。
ボートはプレジャー用で真新しく、船外機は出力が小さかった。
職員は昨年7月から2年間の予定で米国に留学。
1月、国際会議に出席するため、米国から公務で韓国・ソウルに向かった後、消息を絶っていた。
渡韓後に韓国を出国した記録や、日本や米国に戻った記録は確認されていないという。
◇
政府は、スパイや工作などをした事案ではない、と説明している。