14/09/02 15:19:20.03 8rNa0Vx10
リフレ政策ってのは、インフレによって(一時的に)実質賃金を下げることによって、
雇用を増やす目的もあるんだよ。仮に誰かの賃金が高くても失業率が高かったら、意味がないから。
(それに失業者が多いと、社会的コストもかかる)
日本のフィリップス曲線(インフレ率と失業率の関係)
URLリンク(userdisk.webry.biglobe.ne.jp)
(つまり、インフレ率がマイナス(デフレ)になると、失業率が急上昇する。一方、インフレ率が
2%までは失業率は急激に改善されるが、それ以上インフレ率が高くなっても、それほど失業率は
改善はしない。したがってこれが当てはまる日本においては、インフレ率2%がベストとされる)
で、雇用が拡大していくと人手不足になるから、いずれ賃金は上昇せざるを得なくなる。そして
物価上昇→雇用拡大→賃金上昇 という好循環(デフレスパイラルの逆)になるはずだった。
物価が上がりかけ(デフレから脱却しかけ)、雇用が拡大し(ほぼ完全雇用が実現し)、いよいよ
賃金も上がりかける、まさにこれから、という時に、増税という致命的な誤りを犯してしまった。
しかもリフレってのはマインドに働きかけるという側面もあるから、そのマインドに冷や水をぶっかける
結果となってしまった。(これがリフレ派が消費税増税に反対する理由でもある)
今後予想されること
売り上げ減→賃金減少・失業率上昇→物価下落(つまりデフレスパイラルに逆戻り)
ポール・クルーグマン「安倍はとんでもないことをしでかした。このままではデフレに戻ってしまう」