14/09/02 13:44:24.30 aKIXWIWd0
>>596
官邸に詰めていた武黒一郎・東電フェロー(元副社長)が、突然福島第一の吉田所長に
直接電話を入れたんです。私のメモによれば、時間は19時4分から11分にかけて。
『海水注入について、官邸の了解を得ていないため、まずい。止めたほうがいい』と説得する内容だった。
武黒氏は19時20分に東電本店にも電話し、『官邸の了解を得ていない。騒動になるとまずい。
いったん止めてほしい』と言い始めた。電話を受けた側が奇異に感じるほどの慌てぶりだったそうです。
実は武黒氏は、菅総理に叱責されたんです。『海水注入を始めました』という報告に対し、菅総理が、
『オレは聞いていない! 再臨界の危険があるのに、何をやってるんだ! ただちに止めろ!!』と怒鳴りまくった」(A氏)
この結果、19時25分にいったん注水は中止した、と官邸には報告された。第一原発からは、吉田所長も
承認した文書が届けられたが、実際には注水は継続しており、官邸を欺くために作られたニセ文書だった。
「吉田所長はもちろん処分を覚悟のうえだし、東電も薄々知っていた気配がある。危機を回避するためには、
それも仕方がないという究極の判断だった」(A氏)
菅総理の「錯乱」と「再臨界する」という思い込みが招いたドタバタ劇だった。
「総理を説得したのは、原子力安全・保安院の幹部でした。メモによると、19時40分から、保安院のスタッフが
海水注入による冷却の効果と、再臨界の可能性についての検討結果を菅総理に説明した。
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