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[シカゴ 28日 ロイター] - シエラレオネでエボラ出血熱に感染した患者からサンプルを採取して
行われた遺伝子研究によると、ウイルスがヒトからヒトへと感染する過程で300回以上の遺伝子変化が
起きていたことが明らかになった。
同研究を主導したハーバード大学のパルディス・サベティ氏は
「ウイルスが突然変異していることが分かった」と述べた。
研究結果は、ウイルスが急速に突然変異し、現在の診断法や開発中のワクチン・治療薬の有効性に
影響を及ぼす可能性を示唆している。
現在開発中のワクチン・治療薬には、臨床試験が早期に実施される見通しとなった
英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)のエボラ熱ワクチンや、
米医薬品メーカー、マップ・バイオファーマシューティカルの未承認薬「ジーマップ」などがある。
研究の共同著者である米テュレーン大学のロバート・ゲーリー氏によると、
ウイルスはオオコウモリなど動物の場合と比べ、人間の場合2倍のペースで突然変異しているという。
エボラ熱や他のウイルスの抗体治療薬を開発しているスクリップス・リサーチ・インスティテュートの
エリカ・オールマン・サファイア氏は今回の研究結果について、ジーマップの抗体に影響を及ぼすかどうかを確認し、
「影響しないようだ」としたが、「(データは)他の抗体への影響を確認するのに重要となる」との見解を示した。
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