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奈良県生駒市の生駒山麓で、猛毒のキノコ「カエンタケ」が見つかったとして、
同市はハイキング道などに貼り紙をし、市のホームページにも情報を掲載した。
死に至る場合もあり、「絶対に食べず、触らないで」と注意を呼びかけている。
カエンタケは赤やオレンジ色で、円筒形か土から手の指が出ているような形。
コナラなど、ナラ類の枯れ木の根元近くに多く発生する。
汁が皮膚に付着すると炎症を起こし、食べるとわずかな量でも
運動障害や多臓器不全などの症状が出て、死亡することもあるという。
キノコの愛好家らでつくる「奈良きのこの会」の会員が15、17日、
同市元町のハイキング道付近や同市北新町の住宅街近くの広場などで
計数十本(高さ約2~8センチ)を発見し、市にメールで通報。
同市も21日から現地調査を始め、27日に北新町のハイキング道で発生を確認した。
致死量は3グラムとされ、県森林技術センターの担当者は
「毒性が極めて強く、ごくわずかでも中毒症状が起きます。決して手に取らないで」としている。
読売新聞 2014年08月29日 11時21分
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