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琉球新報 8月27日(水)10時11分配信
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米軍普天間飛行場移設に向けた名護市辺野古沖の新基地建設工事で、海上保安庁は海上で抗議行動する市民らを
26日までに少なくとも延べ19人拘束した。26日には、工事区域を示す浮具(フロート)を越えて基地建設に抗議した男女9人を一時拘束した。
うち2人は沖合に停泊している巡視船「くにがみ」に連行され、事情聴取を受けた。約1時間後、市民らは解放された。
浮標灯(ブイ)とフロートが辺野古海域に設置された14日以降、市民が初めて拘束されたのは翌15日。海保は連日、
作業海域に近づいた市民らを「安全確保」の名目で拘束している。
26日に拘束された9人は工事開始以降、最も多い。第11管区海上保安本部は琉球新報の取材に対して
「立ち入り制限区域内に侵入したため安全海域まで離れるよう指導したが、従わなかったため任意同行し事情聴取した」と回答した。
事情聴取を受けた男性は、同意は求められなかったと主張している。
抗議行動をするカヌーがフロートの内側に入った際、海保のゴムボートに体当たりされ、カヌーがひっくり返った。
カヌーに乗っていた女性は「しばらく息ができなかった」と語った。別の男性は「首や顔を押さえ付けられ、
繰り返し海中に沈められた」と証言した。海上保安官は近くにいた抗議船に対して「これは救助だ」と話したという。