14/08/27 16:43:59.75 ZPrlPPUq0
>放射線を体の外から内側からでも 同じ量の放射線ならみな同じ。
これはよく悪用される間違いです。
身体を均一な水だと置き換えて、そこを通過するあるいは内部で崩壊する
放射線のエネルギーが水に与えるエネルギー量が同じなら等価であると
いう前提に立っています。
身体は均一な媒体ではないし、心臓の神経細胞1個は心臓の筋肉細胞1個に
比べてその持つ意味と価値が全然違います。
身体を水に置き換えて例えば1カロリーのエネルギーを与えたというときに、
それが放射線が線のように細長く身体を貫通していくのも、途中で止められて
しまってその場所でエネルギーを全放出するのと、内部でαやβ崩壊を
する場合とでは、細胞に対する影響の密度が違います。薄く長く影響する
場合なら、仮にDNA損傷があっても修復できる程度に収まるかもしれません
が、細胞核の付近で止まってしまってそこでほぼ全量のエネルギーを放出
した場合や、相互作用の密度の強い核崩壊(αやβだけではなくて、原子核も
反動で跳ね返りますし、イオンも沢山できる)でぐちゃぐちゃに破壊され
れば、満足に修復できなかったDNAを抱えた細胞がその付近に沢山できるで
しょう。