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小児へ生体ドミノ肝移植、国内初の成功
【読売新聞】 2014/08/26 15:03
国立成育医療研究センターと自治医大は25日、父親(34)から生体肝移植を受けたメープルシロップ尿症の
女児(1)から摘出した肝臓を、プロテインC欠損症の別の女児(1)に移植する「ドミノ肝移植」を行ったと発表した。
小児に対する生体ドミノ肝移植は国内で初めて。移植は6月18日に行われ、2人は順調に回復しているという。
メープルシロップ尿症は、アミノ酸を分解する全身の機能が低下する病気。女児は重症で、意識障害など命に
関わる恐れがあった。アミノ酸の分解機能の一部を担う肝臓の移植が有効とされ、父親の肝臓の一部が
提供された。
一方、プロテインC欠損症の女児は、血液の凝固を防ぐたんぱく質が肝臓から分泌されず、脳出血などを
繰り返していた。両親にも持病があり、脳死患者の肝移植を待っていた。メープルシロップ尿症の女児から
摘出した肝臓は、このたんぱく質を作り出す機能があり、移植に踏み切った。この肝臓を移植された女児が
メープルシロップ尿症を発症することはないという。
父親から娘への移植は自治医大で実施。娘から摘出した肝臓を直ちに同センターに搬送し、
プロテインC欠損症の女児に移植された。同センターの笠原群生(むれお)・臓器移植センター長は「今後、
移植が必要な子供を救う選択肢を広げていきたい」と話す。
ソース: URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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関連ソース:
小児で初のドミノ肝移植を実施 国立成育医療研究センター | 共同通信
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