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スマホを使いこなすというのは一種の脳のトレーニングになる。
どの機能やアプリをどういう風に設定して使うとこうなるという過程を
脳が記憶し、どのように使うと使いやすいかを脳が思考と記憶するので、
思考力のトレーニングにもなる。
このスマホを使うという時間を算数の問題を解くという時間に使わなく
なるので、算数の問題の正答率が低くなるのは当たり前だが、これが子供の
脳のトレーニングにならず、人間としての思考力そのものが低下すると考えて
しまうのは早合点である。
論理的思考は自分で物事を試行錯誤することによって育成されるため、算数の
問題を解くのと同様に、スマホを使いこなすという作業も、実は脳のトレーニングに
なっているのである。
単純に算数の問題を日ごろから解かないから正答率が低く、子供の能力育成に障害が
出ていると学力テストの結果だけで判断している文部科学省の判断は、脳科学と
いう点から考えると、非常に未熟な見解としかいいようがない。