14/08/21 23:58:12.46 0
安倍晋三首相が20日、広島市の大規模土砂災害を把握しながら、山梨県富士河口湖町で趣味のゴルフを楽しんだ。約1時間で
中止、官邸に向かい対応に当たったが、ゴルフを始めた判断自体に批判が出ている。
首相は午前7時26分、同町の「富士桜カントリー倶楽部」に到着。プレーを始めた午前8時、ニュースは災害の様子を大々的に
報じていた。首相は具体的な被害状況が判明した午前9時ごろ、プレーを中止。官邸では古屋圭司防災担当相の報告を受け、
報道陣に「政府一体となって当たるよう指示した」と強調した。
プレーをしていたメンバーには01年、えひめ丸と米原潜の衝突事故が起きた際、一報を受けた後もゴルフを続け批判された森喜朗
元首相(77)がいた。森氏は「あの時は大変なことになった。早く戻った方がいい」と首相に早期帰京を促したという。事故当時、森氏に
代わり東京で対応に当たったのは、森内閣の官房副長官だった首相本人だ。大規模災害時にゴルフを続けた首相がどんな批判を
受けるか見ていたはずが、13年前の経験は生きなかった。
民主党海江田万里代表は「首相は日ごろから国民の命を守ると言っている。行動が伴わない言葉は無意味だ」。野党関係者も
「多くの人が災害に苦しむ局面で、ゴルフを始めた判断が信じられない」。政府筋は「被害の大きさが判明し首相は即座に帰京を
決めた。全く問題ない」と反論した。
首相は約2週間の夏休み中。20日は16、17、19日に続く4度目のゴルフ。夕方まで公邸で情報収集を続けたが、夜は2時間近く
かけ、再び静養先の山梨県の別荘に戻った。東京を離れた判断も問題視されそうだ。
首相は今年4月、熊本県で鳥インフルエンザが発生した際にもゴルフを続け、強く批判された。
◆えひめ丸衝突事故 2001年2月、ハワイ・オアフ島沖で愛媛県立宇和島水産高の実習船えひめ丸が米海軍の原子力潜水艦
と衝突、沈没。教員と生徒9人が死亡した。当時の森喜朗首相は横浜市のゴルフ場で事故の一報を受けたがプレーを続行。秘書官
から事故の具体的状況が伝えられたことからゴルフを中止、官邸に向かった。一報から約2時間がたっていた。初動対応のまずさが
重なり、森氏への批判が強まった。もともと低かった内閣支持率は、同月末の共同通信社の電話世論調査で7%まで落ち込み、
約2カ月後の同年4月末、森氏は退陣した。
ソース(nikkansports) URLリンク(www.nikkansports.com)
写真=静養先から戻り、首相官邸に入る安倍首相
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