14/08/21 21:59:02.18 0
多くの命と家屋が濁流にのまれた広島市北部の土砂災害発生から2日目となった21日。
被災地では住民らが大量の土砂によって進まない救出作業に焦りをみせつつ、祈るような気持ちで捜索活動を見守った。
平成11年にも大きな土砂災害を経験したが、十分な備えが整っていなかった状況も明らかになった。
被災現場に特有の軟らかい地盤は、行方不明者の救助・捜索活動にも大きな壁となって立ちはだかった。
花崗(かこう)岩が風化してできた「まさ土(ど)」は、粒の直径が1ミリにもならないほどきめ細かく、多量の水を含んで足に絡みつく。
現場では警察や消防、自衛隊員らが作業を続けたが、重い土砂と大量の流木、
山肌からえぐり取られた岩石によって、思うように進まない。
「とにかくスコップが重い。必要以上に体力が奪われていると感じる」
被災地の中でも特に被害が大きかった広島市安佐南区の八木地区では自衛隊員が大きくため息をついた。
あたり一帯は泥で茶色く染まり、岩や流木がごろごろと転がっていた。現場は山肌を切り開いた斜面の造成地で、
もともと「日本一地滑りが起きやすいエリア」(兵庫県立大学の室崎益輝・防災教育センター長)と言われていた。
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