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「シリア帰り」の若者が欧州を脅かす [2014年6月26日 - ニューズウィーク日本版]
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)
反体制派と共に戦うためにシリアに渡った欧州出身のイスラム教徒が
大量殺戮のスキルを身に付けて帰国する恐怖
シリアのアサド政権と戦う反体制派に共感し、欧州からシリアに向かうイスラム教徒の
若者が後を絶たない。ドイツ内務省の情報機関によれば、その数はドイツだけで
およそ320人、欧州全体で2000人に上るという。
恐ろしいのは、シリアで大量殺戮のスキルを習得した若者たちが欧州に戻ってテロを
企てることだ。ドイツのデメジエール内相は、彼らの存在はもはや「漠然とした危険」
ではなく「具体的かつ致命的な危険」になっていると警告。キャメロン英首相も、イギリスの
安全保障にとって最大の脅威はイラクとシリアで戦う欧州出身者たちだと語っている。
だが欧州社会で疎外感を抱き、過激な思想に傾倒する若者を止める有効な手だては
見つかっていない。ネット上ではイスラム過激派がシリアの戦況を逐一報告し、
戦闘員を募集している。
5月には、ベルギーの首都ブリュッセルのユダヤ博物館でフランス人の男が
銃を乱射し、4人を死亡させる事件も起きた。男は今春まで数カ月間シリアに滞在し、
イスラム武装勢力の戦闘に加わっていたとみられる。
[2014年7月 1日号掲載]