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平地が少なく、人口増加に伴い山間部を切り開いて宅地開発を行ってきた広島市。過去にも大きな土砂災害がたびたび発生し、
現場周辺も危険性が指摘されていた。しかし、避難勧告が出されたのは、最初の土砂崩れ通報から1時間後になるなど対応は後手に回った。
市消防局の金山健三危機管理部長は「災害が起きる前に避難勧告を出せず、遅かった。見直しの必要がある」と話している。
広島市周辺では10年に1度の割合で、大規模土砂災害が起きている。平成11年6月29日、同市や呉市を中心に発生した土砂災害では、
計325カ所でがけ崩れや土石流が起こり、死者31人、行方不明1人という大きな被害が出た。
今回の現場となった広島市安佐南区と安佐北区でも6人が死亡した。
広島地方気象台が最初の大雨警報を発表したのは、19日午後9時25分。大雨による土砂災害の危険が高まったとして、
県などが広島市と廿日市市に「土砂災害警戒情報」を出したのは20日午前1時15分だった。
午前3時20分ごろ、安佐南区山本で土砂崩れがあり、「男の子2人が生き埋めになった」という119番通報が入った。
広島市が災害対策本部を設置したのは午前3時半ごろ。広島地方気象台は午前3時50分ごろ、「記録的短時間大雨情報」を発表したが、
このころには被害が広がっていたとみられる。
午前4時20分ごろ、安佐北区で根谷川が氾濫。市対策本部は同じころ、浸水の恐れがある安佐北区の4地区に避難勧告を出したものの、
安佐南区山本で避難勧告が出たのは、土砂崩れ通報から1時間以上たった午前4時半ごろだった。
広島市内では19日夜から激しい雨が断続的に降り続いたが、市内8消防署の当直態勢は通常と変わらない約330人だった。
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