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朝日新聞が慰安婦問題についての誤報や虚報によって日本に与えた実害について、国際的な観点から改めて考えてみたい。
朝日新聞の虚偽の報道が日本の名誉を国際的に貶めた罪に、計り知れない重大さを感じるからである。
この場合の「日本」とは、日本という国家、そして日本の国民という意味である。
私がこの問題を提起するのは、朝日新聞が慰安婦問題の間違った情報を発信したために米国で起きた日本への糾弾に、
私自身が直接対応してきた長い体験があることが理由でもある。
朝日新聞の誤報によって、米国、そして国際社会での日本の国家や国民の名誉は不当に傷つけられてきた。
米国などでの日本糾弾は、事実に基づかない濡れ衣であり、冤罪だったのだ。
朝日新聞が8月5日、6日に掲載した「訂正」報道は、そのことを改めて明らかにしたと言える。
私は、米国内で慰安婦問題の実態を、米側の関係者や一般国民に告げる作業にも関わってきた。
その代表的な実例が、2007年4月の米国公共テレビPBSへの出演である。
ニューズウィーク誌編集長などを務めた著名なジャーナリストのファリード・ザカリア氏のニュースインタビュー番組に出演して質問に答え、
十数分間にわたり慰安婦問題の真実を語った。
私がそのとき主張したのは、「日本の軍(官憲)が組織的に女性を強制連行して売春をさせた事実はない」という一点だった。
私が「慰安婦たちは売春のたびに代金が支払われていた」と述べると、ザカリア氏が一瞬「信じられない」というびっくりした表情を見せたのをいまも覚えている。
彼も「性的奴隷」は代金を受け取っていたはずがないと思い込んでいたのだ。
それ以外にも、私は米国でのセミナーやシンポジウムに招かれて登壇するたびに、「軍による強制連行はなかった」と強調してきた。
私に限らず日本側の他の関係者たちも、この慰安婦問題の真実を米国など諸外国に向けて発信してきた。
だが、米国はその真実よりも朝日新聞主導の虚構を信じ、日本への非難を続けてきた。
その結果、日本の名誉は徹底して不当に貶められたのである。
米国におけるこの論議の中で、私はまさに多勢に無勢だった。学者からマスコミ、政治家、政府高官までが
「日本軍は女性を組織的に強制連行し、性的奴隷とした」と主張するのだ。
その主張の根拠とされたのが、朝日新聞が発信し続けた日本からの虚報だった。
米国内で事実を主張する私たちにとっては、まさに「弾丸は後ろから飛んできた」のである。
朝日新聞の虚報の発信は、日本を傷つける大罪だったと言える。
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