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中国メディア・新浪網は19日、7月末に東京都内で行った鳩山由紀夫元首相への単独インタビューの内容を報じ、
同氏が「安倍晋三首相の外交は日本を孤立させる」と語ったことなどを紹介した。
日中首脳会談が長期間行われていない状況にかんして同氏は「とても異常な外交状態」と発言。
会談実現には日本政府が尖閣諸島の領土問題を避けず、かつ歴史的事実に向き合う勇気が必要との見解を示した。
そして、尖閣諸島問題については、「棚上げの姿勢を維持することで、日中関係を良好な状態に保つことができる」とした。
また、南シナ海で中国と対立姿勢にあるベトナムやフィリピンと結びつき、中国を包囲しようとする
安倍首相の外交戦略について「日本を孤立させるだけだ」と語り、時代遅れの「中国脅威論」、
「中国包囲網」を改め、自身が首相在任中に提起した「東アジア共同体」の構想から外交問題を考える必要があると説いた。
集団的自衛権の解禁については、閣議で憲法解釈の変更を決定したことを国会軽視の「荒唐無稽な行為」と批判。
日本国民の命を守るという名目とは裏腹に「かえって国民の命を脅威にさらすことになる」とし、
イラク戦争やアフガン戦争のような戦いに、米国の同盟国である日本が防衛目的で参加させられるリスクが高まったとの見解を示した。
さらに同氏は、尖閣諸島問題や日中関係をめぐる自身の発言や行動に対して「日本国内世論から
批判を受ける準備は当然できている」とコメント。日本国内において、自分のように事実や自身の考えを冷静に主張できる人物が必要だと語った。
インタビューではこのほか、政治的な緊張関係において経済や文化の交流が重要で、とくに環境問題が
両国の距離を縮める手掛かりになること、ロシアのプーチン大統領の訪日はウクライナ問題により
数カ月延期される可能性があること、自身は政界に戻ることなく現在の中立な立場を維持することなどを語った。(編集担当:今関忠馬)
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