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市は小松診療所と、同じ運営母体のクリニックあいの2診療所について診療報酬の申請状況を精査し、対象となった患者に問い合わせるなど調査を本格化。
19年分までさかのぼった結 果、架空請求や水増し請求によって、少なくとも診療報酬計約3400万円を不正受給していた疑いが浮上した。
「クリニックあい」執念の存続
小松診療所とクリニックあいは、ともに西成区にあった。運営していたのは医療法人「明月会」。
市は24年4月から、不正受給疑惑について同法人側への調査を始めたが、翌5月、両診療所がいずれも閉鎖。法人も25年に廃業した。
「診療所が経営難で、どうしても金が必要だった」
その後、市の告発を受け、大阪府警は7月9日、診療報酬13万円を不正受給したとする詐欺容疑で、元理事長を逮捕。
取り調べに容疑を認め、こう供述したという。
元理事長は9年に明月会を設立し、自らを管理医師として小松診療所を開設。
17年には知人の医師が管理医師 となってクリニックあいをオープンさせた。
しかし、その後、知人医師が体調不良で勤務できなくなる。
元理事長は、クリニックあい存続のため、医療法で禁じられている「兼任」を画策。
身を引いたはずの知人医師になりすまして、クリニックあいで自らが診療を行うようになった。
知人医師には名義借りの謝礼として毎月20万円、昨年4月に知人医師が亡くなるまで計約1300万円を支払った。
法律を犯し、高額謝礼を渡してま で、クリニックあいを存続したかったのはなぜなのか。
府警によると、クリニックあいの患者の大半は生活保護受給者だった。
その「あい」の患者である受給者を小松診療所でも受診したように名前を使い回すため、
不正受給の道具として、どうしてもつぶせなかったとみられる。
不正受給も過去最悪
またもや食い物にされた生活保護。
今回の事件で標的となった医療扶助は、生活保護費の半分を占める規模に膨れあがっており、
過剰診療や過剰処方が問題視され、支給の適正化が叫ばれている。
つづく