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村山氏以降の「反省」、今年も踏襲せず 戦没者追悼式の首相式辞
安倍晋三首相は15日の全国戦没者追悼式の式辞で、
近年の歴代首相が使用してきたアジア諸国の人々に損害と苦痛を与えたとする「反省」を
昨年に続いて踏襲しなかった。一方、新たに平和重視のフレーズを盛り込み、
未来志向で世界の恒久平和に貢献する姿勢を訴えた。
首相は、集団的自衛権行使容認の閣議決定に対し
「軍拡につながる」などと歪曲(わいきょく)した指摘が多いことを踏まえ、
「私たちには変えてはならない道がある。今日はその平和への誓いを新たにする日だ」と平和路線を強調。
7月にパプアニューギニアで先の大戦の激戦地を慰霊に訪れたことにも触れ、
「いまだふるさとへの帰還を果たされていないご遺骨のことも決して忘れない」と戦没者の遺骨収集に意欲を示した。
歴史認識については「歴史に謙虚に向き合い、教訓を深く胸に刻みながら、
今・明日を生きる世代のために国の未来を切り拓(ひら)く」と昨年とほぼ同じ表現を使用、
「不戦の誓い」という言葉を使わなかったのも昨年と同様だった。
政府高官は「追悼式は国内向けの式典だ」と述べ、反発を強める中国や韓国への配慮は不要だとした。
首相の式辞をめぐっては平成5年に細川護煕(もりひろ)氏が初めて
近隣諸国の犠牲者に「哀悼の意」を表明。6年の村山富市氏以降はアジア諸国への加害責任と「深い反省」にも言及していた。
一方、伊吹文明衆院議長は追悼の辞で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で
軍事的圧力を強める中国などを念頭に「わが国を取り巻く国際環境も目まぐるしく変化し、
力による現状変更の現実は予断を許さない状況だ」と述べた。
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