14/08/15 11:41:26.77 3sRtYO4G0
>>510
夏は単衣(ひとえ)で薄着だったから(まあ、それでも正装は12単衣だけど)
冬に着込むことで暖を取ったってのがあるんじゃね?
「源氏物語」に、ここぞという日に持ってる着物の中でいい物をありったけ着込んで動けなくなって
廊下をズルズルはっていた女がいたっていう描写があるから
「アテクシこんないい着物持ってるんザマス」っていう女の見栄の張り合いみたいなものもあるのかも。
あと、平安あたりの深窓の令嬢は動かないことがお嬢さんの基準の一つ。
自分では何もしないでソバのものにやらせるって言うのがステイタス。
だから、重いものを着込む=動けない=動かなくていいんだからお嬢さん
あと、隠してちらりズムするのが美意識の一つだったのとか
かさねて配色や色のグラデーションを愛でるのが美意識の一つだったりして
たくさん着込める方向に行ったんじゃ無いか?