14/08/15 09:36:21.60 Q1AX5PsX0
>>467
白馬事件
例の、日本軍による慰安婦の強制連行の証拠としてたびたび持ち出されるのが、この「スマラン事件」ですが、
強制連行肯定派、否定派ともにこれを”事実”として議論をしています。
しかし、皆さん、ちょっと頭を冷やして考えてみて下さい。
この「事件」を裁いたのは、オランダによって開設された「バタヴィア臨時軍法会議」です。
第二次世界大戦後の日本軍戦犯裁判は、A級戦犯を裁いた「東京裁判」でさえあの体たらく、
ましてやBC級裁判にいたっては何をかいわんや、です。
さらに、BC級裁判のなかでも、もっとも酷かったのがオランダによるものです。
日本人捕虜の虐待、誘導尋問、証拠原則の無視、デッチアゲ等はあたりまえ。
オランダ本国では賞金つきで証人を募集したり、当時のインドネシアに在住していたオランダ人は
証人として名乗り出ることが半強制的に求められたとも(もちろん、これらの証人は、
日本側に不利な類の証言をすることを、当然のこととして求められたのでした)。
ただし、オランダ側からすれば無理もない話かもしれません。なにしろ、東アジアの重要な植民地を日本に奪われ、
しかも、終戦後には、インドネシア独立運動(闘争)にかなりの数の日本軍人が参加していましたから。
ただ、この運動に参加した日本軍人のなかには、日本人捕虜に対する虐待があまりに酷いので脱走し、
オランダに対する反発から独立運動に参加した者も少なくなかったとのこと。
こういう情況の中で、裁かれたのが「スマラン事件」なのです。この裁判のいい加減ぶりを、2、3示しましょう。