14/08/14 13:20:02.91 EOJQ3bSb0
>>365の原文投稿者からの追記
追記 (2014.08.13)
これについて、学会では強く否定されたかのような投稿が見受けられましたが、まず、
この研究そのものに疑惑をもったり、信憑性を問う声は、私の記憶にはありません。
その上で、この論文の帰結をそのまま自然流行の事例と関連して考えてよいのかという
意見を持たれた研究者や臨床医学、検査技師の方は、比較的多くおられました。
前述したように、「これをどう評価するのか?」ということが、未だ課題なのです。
ですから、当然様々な議論があります。しかし、反証(?)として投稿された
U.S. Army Medical Research Institute of Infectious Diseases, Fort Detrick,
Frederick, Maryland 21702-5011, USA.
の論文は、「エボラウイルス、レストン株において、節足動物(たとえば、蚊やハエ)は
その伝播における媒介とはならない」との趣旨のもので、人のエボラウイルスの
「空気感染の議論」とはあまり関連性はありません。
ひとつの論文に様々な批判や反論があるのは当然ですが。しかし、最初から違うテーマのも
のを比較し論じるのは、不毛で、あまり科学的な態度とはいえません。
※そもそもの趣旨について
私は、今回の一連の国内での報道や、厚生労働省の対策解説、あるいは
外務省の感染症危険情報などが、少し説明不足な点もあるかなと感じ、
実は「散発するエマージング感染症の中には、おそらく一般の多くの
方が思っているより、わかっていない事もたくさんあるのです」という
情報をご紹介しようと思いました。
ですからあえてこのカテゴリの板に書いたのです。
「エボラウイルスは空気感染する」と主張しているわけではありません。
もともと曖昧なものに対する断定的な判断の提供は、時として有害で危険でさえある場合も
ありえます。
実際にどの情報をどのように生かすのかは、読んでいただいた方々が
それぞれにお考えになるものだと思っています。