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フジテレビの“凋落の象徴”として話題になる昼のバラエティー「バイキング」がいよいよ危険水域入り。
視聴率が持ち直さず、打ち切りに向けて動き出したという。
今後は企画を一新してコテコテのワイドショーを再復活させる意向とも伝えられるが、早くもその人選に注目が集まっている。
「最短で9月、遅くても来年3月いっぱいまでに番組を終了させる方向で調整が始まった。
編成サイドはもう少し粘りたかったが、営業サイドがこれ以上支えられないと事実上のギブアップ宣言したようです」(放送関係者)
後番組の司会者だが、現在、名前が浮上しているのがみのもんたや池上彰、
三宅裕司、綾小路きみまろといった面々。その理由をフジテレビ関係者が説明する。
「今までのフジではありえない顔ぶれです。というのも、今のテレビ界のキャスチングボートを握っているのはFM3層といわれる50歳以上の男女です。
この層を押さえないことには視聴率はアップしない。日テレやテレ朝が絶好調なのはこの層を確実に押さえているからです。
みの、池上、きみまろらに頼らざるを得ないのが現実なのです」
最近までフジはとくにFM1層(20~34歳)の視聴者を意識して番組作りをしていたが、それを切り替えるやむにやまれぬ選択なわけだが…。
「今のFM3層は昔に比べれば、メチャクチャ若いし、お金をジャンジャン使う世代。スポンサーが狙いたい層です。
一方のFM1層はお金も使わずテレビも見ない世代。フジはやっとその事実に気づいたんです」(先の放送関係者)
その結果、FM3層の視聴者に圧倒的な人気を誇るキャスティングを前面に打ち出したのだ。
その中でもダントツの人気を誇るのがみのときみまろ。現在、2人を使って番組MCに起用する案も浮上しているという。
もっとも、局内には反対派もいる。FM1層に強いフジというのは局の伝統で、よその後追いをするよりも
「昼SMAP×SMAP」(仮題)のようなプランがあがっていたのも事実だが…。
フジの悩める日々はしばらく続く。
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