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>>141
朝鮮戦争になれば安倍の地元の山口に亡命政府が出来る可能性は極めて高い。難民も大量にやってくる。
戦史特集『朝鮮戦争と日本』 - 防衛省防衛研究所より
戦局の方は、国連軍の劣勢が続き、北朝鮮軍は、6月28日にはソウルに入城、韓国政府
は首都を大田、大邱さらに釜山に移転、
8月下旬には洛東江を渡河した北朝鮮軍は、韓国
の大半を制圧し、釜山の前面にまで達したのである。
その頃、外務省から、「韓国政府は、6万人の亡命政権を山口県に作るということを希
望している」との電報が入り、それらの施設、宿舎等遺漏なきようにということであった。
当時山口県は、県民分の米の配給も、半月以上欠配し、さらに軍人の復員、下関などから
の引揚げ者が増えつつあり、6万人分の食料を確保するのは困難であった。
そのため、田中知事は、再度久原を通して、GHQに山口県の実状を伝えさせたりした(24)。
しかし、9月16日国連軍が仁川に敵前上陸を敢行したことにより、戦局は大きく逆転す
ることになり、亡命政権構想も消えたのであった。
田中知事は当時を回想して、「とんで
もない話だ。もう、そうしたらもう、山口県人なんかどこかへ出てくれなければね。なん
ぼなんでも、どこかに行けやしないしね、そういう問題で」、
「いま顧みれば一つの物語に過ぎないが、そのときのことを思うとゾッとする」述べていた(25)。
(24) 前掲『山口史 史料編 現代2』25ページ。
(25) 前掲『山口県史 史料編 現代2』25~26ページ。前掲『至誠は息むことなし』210~211ページ。
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