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柔道部事故死 顧問の賠償責任求め最高裁に訴え
【NHK】 2014/08/04 15:58
5年前、滋賀県の公立中学校で柔道部の練習中に男子生徒が死亡した事故の民事裁判で、遺族が4日、当時の
顧問の賠償責任を求める4000人余りの署名を最高裁判所に提出し、「2度と同じ事故が起きないよう事故の
責任を明確に示してほしい」と訴えました。
この裁判は平成21年に滋賀県愛荘町の町立秦荘中学校で1年生だった村川康嗣さん(当時12)が柔道部の練習中に
死亡したことを巡り、遺族が顧問だった講師に賠償を求めているものです。
1審と2審は元顧問について過失を認める一方で、公務員であることを理由に個人の賠償責任を認めなかったため
遺族が上告しています。
この裁判で4日、母親の弘美さんが最高裁判所を訪れ、元顧問の賠償責任を求める4045人分の署名と
申し入れ書を提出しました。
申し入れでは、全国の中学・高校で柔道事故で亡くなった生徒が100人を超えているとして事故を繰り返さない
ためにも指導者の責任を明確に示してほしいと訴えています。
会見を開いた弘美さんは「指導する教師や講師の個人の賠償責任が問われなければ、これからも子どもたちが
犠牲になってしまう」と話しました。
この事故について検察は元顧問を不起訴としましたが、検察審査会は「業務上過失致死の罪で起訴すべきだ」と
1回、議決していて、強制的に起訴すべきかどうか2回目の審査が進められています。
ソース: URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)
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