【国防】日本はロシアの代わりに仏揚陸艦を購入せよ…プーチン大統領へのメッセージと中国への懸念を共有、欧州とアジアの双方が利益at NEWSPLUS
【国防】日本はロシアの代わりに仏揚陸艦を購入せよ…プーチン大統領へのメッセージと中国への懸念を共有、欧州とアジアの双方が利益 - 暇つぶし2ch1:Hi everyone! ★@転載は禁止
14/08/03 00:22:05.51 0
ソース(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版、マイケル・オースリン氏)
URLリンク(jp.wsj.com)
写真=ロシアに売却される予定の仏ミストラル級強襲揚陸艦
URLリンク(si.wsj.net)

 欧米諸国はロシアの対ウクライナ軍事行動をめぐり対応を誤ったが、プーチン大統領を懲らしめると同時に自国の防衛力を強化する
ために介入できる国がある。それは日本だ。日本政府はフランスがロシアへの売却に合意したミストラル級強襲揚陸艦を代わりに購入
する方法を模索すべきである。そうすることで、フランス政府は恥ずかしい契約から解放され、日本の海上自衛隊の艦船をアップグレード
するという安倍首相の計画の実現にも役立つだろう。

 ウクライナ情勢が緊迫する前のこと。ロシアがグルジアに侵攻した翌年の2009年、フランス政府は最大4隻のヘリコプター揚陸艦を
15億ドル以上で売却するという契約をロシア政府と結んだ。今年、欧米諸国はロシアのクリミアとウクライナ東部への軍事侵攻を非難し、
経済制裁を科してきたが、契約を維持しようとするフランス政府は苦しい立場に置かれてきた。フランスの状況は、プーチン大統領の
侵略行為への対応をめぐる欧米諸国の混乱をおおむね象徴している。ようやく先週になって、欧米諸国はマレーシア航空機MH17便の
撃墜事件への報復措置を発動、制裁を強化してプーチン大統領への不満を表明した。

 ウクライナ上空での残虐行為以来、ロシアの軍事侵攻の危険性は世界中が知るところとなった。それでも、欧州諸国の指導者たちは、
自国の軍事力の弱さから身動きが取れないでいた。一方で米国のオバマ大統領も、プーチン大統領との衝突を避けるために可能な
ことはほぼすべて行ってきた。欧米諸国が行動しないこともあって、ロシアはその戦略目標を着実に達成していった。

 プーチン大統領を懲らしめる1つの手段は、世界の武器市場へのアクセスを絶つことだ。ロシアは米国に次ぐ世界第2位の武器輸出国
であり、今年になって56億ドル相当の軍装備品を売却している。欧米資本はロシア海軍の増強を阻止するためにも売り手に最大限の
圧力をかけるべきだろう。

 過去数年間の無数の報道によれば、ロシア政府がミストラルを極東に配備する可能性があるとされている。こうした海軍増強の表向き
の狙いは、架空の日本の脅威からロシアの施政下にある千島列島を守ること。だが本当の目的は中国が海軍・空軍の近代化を継続
していることを踏まえて、北東アジア航路におけるロシアの海軍力を維持することにある。

■プーチン大統領へのメッセージ

 ここで創造的外交を展開すれば、欧州とアジアの情勢は大きく変わり得る。現在、ロシアに納入が予定されている2隻のミストラルを
日本が購入することで日仏政府が合意できれば、プーチン大統領に対して「行動には結果が伴う」というメッセージを送ることになる。
ロシアで進行中の軍事力増強を制限し、最近発表された欧州連合(EU)の武器禁輸措置に効力を与えることにもなろう。フランスに
とっては軍事侵攻に反対するというモラル上の立場を明確にすることにもなる。

 日本がミストラルの購入に動けば、欧州の平和維持に対するフランスの真剣さが試されることになる。その売却の目的が雇用維持
だけだとすれば、支払いが日本の円であろうとロシアのルーブルであろうと違いはないはずだ。弱腰になっている欧米が自らの利益に
最もかなうと分かっていることをするためには、いくつかの選択肢が必要なだけなのかもしれない。

 日本がミストラル2隻を購入すれば、島々が脅威にさらされたときに援護の兵員やヘリコプターを輸送できるようになる。昨年一番艦が
進水した2隻のいずも型ヘリコプター搭載護衛艦を補完することにもなるだろう。ミストラルを追加配備することで、東シナ海で領有権が
争われている尖閣諸島を守り、北方海域での強い存在感を維持する能力を得られる。ロシアと中国が軍事力を増強しているなか、
日本の軍事的信頼性を維持する能力が強化されることだろう。

>>2以降に続く)


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