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自殺を図る人々が共通して持つとみられる遺伝子変異を特定したとの研究論文が30日、
米医学誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・サイキアトリー」に掲載された。
自殺リスクを予測する血液検査の開発につながる可能性のある成果だという。
この発見は、米ジョンズ・ホプキンス大学の研究チームが行った小規模な研究に基づいている。
論文の主執筆者で、ジョンズ・ホプキンス大医学部のザカリー・カミンスキー助教(精神医学・行動科学)は
「自殺する危険性が高い人々を予測するための一貫性のある方法は今のところ存在しない」と語る。
「今回のような検査を用いて、そうした人々を特定し、最悪の結末を阻止するのに間に合うよう
早期に介入することにより、自殺率を抑制できるかもしれない」
だがこのような検査を一般の人々が広く利用できるようになるのは何年も先のことだ。
現段階の成果として、脳がストレスホルモンにどのように反応するかに関連する
「SKA2」と呼ばれる単一遺伝子の化学変化を発見したと、研究チームは述べている。
SKA2は「日常生活の緊張に対する特に目立たない反応で終わるかもしれないものを、
自殺願望や自殺行動に変えることに重要な役割を担っている」と論文は説明している。(以下省略)
8月1日 AFP
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