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日本人の富裕層が海外に持つ資産は少なくとも2兆5000億円に上ることが、
国税庁のまとめで初めて明らかになりました。
これは海外に5000万円を超える資産を持つ人が、毎年の確定申告の締め切り
までに資産の内容を申告することを義務づけた「国外財産調書制度」がことしから
始まったのを受けて、国税庁がまとめたものです。
それによりますと、去年末の時点で5539人が、海外に合わせて2兆5142億円、
1人当たりにすると4億5000万円を超える資産を持っていることが分かった
ということです。 財産の種類別では、株などの有価証券が1兆5603億円と
全体のおよそ62%を占め、次いで預貯金の3770億円で15%、建物が
1852億円の7%、土地が821億円で3%などとなっています。
このほか、骨董品や貴金属といった「その他」の資産が2396億円に上りました。
国税庁によりますと、こうした日本人の富裕層が海外に持つ資産の全体像が
明らかになったのは初めてだということです。ただ、制度が始まったばかりのため、
国税庁は申告していない人もかなりの数に上るとみて、申告するよう呼びかける
とともに調査を進めることにしています。NHK
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