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「顔をつけて泳ぐな」…仰天条件で解禁されたお台場の海
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2020年の東京五輪のトライアスロン会場となる「お台場海浜公園」で26、27の両日、
「海水浴場」が特別に開設された。その遊泳条件にはビックリ仰天。ナント、「水面に顔をつけるな」と義務付けていたのだ。
お台場の海は通常、遊泳禁止だ。港区は「泳げる海、お台場!」をアピールするため、
2日間限定で特別解禁したが、そもそも顔をつけて泳げない海を「海水浴場」と呼べるのか。
世界のトライアスロン競技者だって、「五輪会場の海はそんなに危険なのか」と腰を抜かすだろう。
「国の水浴場基準によると、遊泳可能な水質は、ヒトを含む動物の糞便に由来する『糞便性大腸菌群』
の数が100ミリリットル中1000個以下と定められています。都環境科学研究所などの調査だと、
お台場の海は5000個以上で、汚染度は極めて高い。特に夏場や雨が降った後に数値がハネ上がる傾向にあります」(都政担当記者)
今でこそ、お台場は都内屈指の「ウオーターフロント」として人気が高いが、
もとは広大な埋め立て地だ。1000万都民のゴミ捨て場「夢の島」に近く、
過去には汚れた工場排水が海に流れ、異臭を放っていた時期もあった。
近年は水質浄化に取り組み、改善されてきたとはいえ、積もり積もった「汚染」を取り除くのは簡単じゃない。
元東京都衛生局職員で、医事ジャーナリストの志村岳氏はこう言う。
「東京湾に流れ出る無数の川には化学物質や農薬など、さまざまな汚染物が混ざっています。
お台場近くの内湾には、そうした汚染物がたまり、吹きだまりのようになっていると思う。
だから、いくら水質浄化しても改善しないのでしょう。感染症のもとになる大腸菌を軽く見てはいけません。
顔をつけて泳がなくても、皮膚感染などの心配もあります」
五輪に向けて「泳げる海」をアピールしたいなら、まずは徹底した水質調査を行うべきだ。