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エボラ治療施設を率いた医師、自らも感染して死亡 シエラレオネ
2014年07月30日 09:47 発信地:フリータウン/シエラレオネ
【7月30日 AFP】エボラ出血熱の感染が拡大している西アフリカのシエラレオネで29日午後、
同国のエボラ出血熱専門治療センターの医師でこの病気にかかって入院していたオマル・カーン(Omar Khan)氏が死亡した。
保健当局のブリマ・カーボ(Brima Kargbo)氏が同日、明らかにした。
カーン医師は先週、エボラウイルスに感染していると確認され
国際医療支援団体「国境なき医師団」が運営する医療施設に入院していた。
カーン医師は同国の首都フリータウンから約320キロ東のケネマにあるエボラ治療センターを率いていた。
同センターではこれまでにも、看護師3人がこの病気で死亡している。
ミアタ・カーボ(Miatta Kargbo)保健相は、カーン医師は人々の命を救うために多大な犠牲を払った「国家の英雄」だと称賛していた。
シエラレオネ保健省が29日に発表した最新の統計によると、同国でエボラウイルスへの感染が確認された人はこれまでに489人、死亡した人は159人となっている。(c)AFP
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【7月29日 AFP】
エボラ出血熱は、感染すると発熱や関節痛、下痢、嘔吐、致命的な出血などの症状が現れる。
CDCによると3月以降の発症例はギニア、リベリア、シエラレオネで1201例に上っており、うち672人が死亡している。
リベリアでは、医師と医療従事者の米国人2人も感染した。
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オマル・カーン(Omar Khan)氏
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