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イスラエルと、パレスチナ暫定自治区のガザ地区を拠点にするイスラム原理
主義組織ハマスは、アメリカのケリー国務長官が示した1週間の停戦案では
合意に至りませんでしたが、26日の朝から12時間だけ双方が攻撃を中断する
方針を明らかにしました。
イスラエル軍とハマスの戦闘はガザ地区の市街地にも及んで市民の犠牲者が
急速に増えていて、ガザの保健当局によりますと、イスラエル軍による一連の
軍事作戦が始まって以降、死者の数は839人に上る深刻な事態となっています。
アメリカのケリー国務長官は25日、イスラエルとハマスに対して、1週間
戦闘を停止し、この間に本格的な停戦に向けた協議を進めるとする提案を
示しましたが、この日は合意に至りませんでした。
その一方で、イスラエルとハマスは、現地の26日午前8時から12時間だけ
攻撃を中断する方針をそれぞれ明らかにしました。
イスラエルのメディアによりますと、イスラエル側は今回の措置について、
支援物資や薬などを届けるための人道的な対応だと説明していますが、ハマスが
軍事目的で建設した地下トンネルの捜索活動はこの間も行うということです。
ケリー長官は、26日も引き続き、1週間の一時的な停戦を目指して働きかけを
続ける方針を示していますが、イスラエルとハマスの主張の隔たりは依然大きい
ものとみられ、協議の行方は予断を許さない状況です。NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)